メイドの娘であるシエナは、病床の母を救うため、自分の“初めて”を謎の男に売った。
しかし、その男こそが——マフィアのドン・ダミアーノであり、しかも彼女の婚約者の叔父だった。
愛のない婚約に縛られ、婚約者と親友に裏切られながらも、シエナはダミアーノの冷酷でありながらも確かな保護のもとで、幾度もの危機を乗り越えていく。
ただの「取引」だったはずの関係が、やがて真実の愛着へと変わっていく。
何の力もない「メイドの娘」から、立ち向かうことを選んだ女へ。
シエナは公衆の面前で婚約を破棄し、自分を苦しめた者たちを破滅させる。
そしてついに——マフィアのドンが「この女こそが俺のものだ」と宣言する、その唯一の女となる。