柳沢理奈と久恒利彦は結婚して10年、ようやく子供を授かった。 利彦は「久恒家の後継ぎができた」と狂喜し、妻の理奈の写真を撮ってSNSに投稿し、「理奈と子供を一生愛する」と大げさに宣言した。 しかし、彼の初恋の人である西村纱央里がこの投稿を見て誤解した。 理奈のことを、妊娠を利用して正妻の座を奪おうとする愛人だと思い込んでしまった。 そこで纱央里は、自分がネット配信者である立場を利用し、「浮気相手を殴る」の生配信という名目で理奈の元に押し掛け、暴行を加えて流産させてしまう。 その間、海外出張で不在だった利彦は、この惨事について何一つ知らない。彼が慌てて帰国した時には、もうすべてが手遅れだった…